excitemusic

日本や外国の浮き玉をさぐります。タイトルのBeachcombing for Japanese Glass Floatsは、ウッドさんの著書名から拝借しました。
by beachcombers
ICELANDia
検索
カテゴリ
LINK
お気に入りブログ
以前の記事
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2005年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

チャポチャポ

 波打ち際で拾い上げた浮き玉が、ちょっと重かった。
 見たら、水が半分ほども入っていました。
 漁の種類で海中深く沈み込む浮き玉は、高圧のためにシールボタンのクラックなどから中に水が入ることがあります。
 でも、これだけ多くの水が入ったのは珍しいと思います。

d0059745_21351242.jpg


 写真の浮き玉は、越前海岸の吹きだまりで拾いました。
 その証拠に、白くポツポツついているのは、漂着した発泡スチレン片です。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-30 21:35 | 珍しい浮き玉

CCCP

 C.C.C.Pとは、旧ソ連邦の名前です。英語だとU.S.S.Rですね。
 この浮き玉は、底の部分に、この陽刻が入っています。
 日本では、極めて稀な物で、青森県の下北半島に住む、浮き玉コレクターのKさんでさえ、漁師さんから譲ってもらったそうです。

d0059745_19494773.jpg


 この浮きは、ソ連製ではありません。戦時中の複雑な状況の中でつくり出されたものです。
 これを製造したのは、アメリカ西海岸、ワシントン州シアトルにあるノースウエストグラスカンパニーでした。この浮き玉は手吹きでなく、オートメーションの機械で作られました。
 ウッドさんのBeachcombing for Japanese Glass Floatsによれば、ウラジオストックにあったクラボレストというカニ漁業会社のために作られたものだそうです。
 1943年、大二次大戦中の、連合国間の軍事物資貸与法に従って約690000個作られ、シアトル港からロシアの貨物船に積み込まれました。なおこの浮き玉のアメリカへの漂着記録は、1958年にワシントン州のロングビーチで初めて確認されたそうです。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-30 20:01 | 浮き玉マーク

MADE IN JAPAN

 工業製品に、製造した国の名前を記すことは昔からあります。
 私たちも日用品を選ぶ時の基準にすることもあります。
 カメラはMADE IN JAPANがずっと続いてきましたが、近年の普及品は、Made in Chinaだったり、Made in Taiwanだったりします。

 浮き玉を選ぶ漁師さんにも、そんな指向があるのか、MADE IN JAPANの陽刻をした浮き玉がつくられました。

d0059745_19321226.jpg


 写真のものはMADE . IN . JAPAN と単語の間に.(ピリオド)が入っていますが、北海道に住んでいるMさんが羽幌方面で拾われたものはMADE IN JAPANと入っていなかったそうです。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-30 19:41 | 浮き玉マーク

ハングルのマーク

 北陸地方の日本海側に漂着する浮き玉のほとんどは、韓国製です。
 そのうちの一部には、ハングルの陽刻があります。陽刻はシールボタンの上に刻印されています。

 いま、判明しているのは2種類の陽刻です。

d0059745_18481816.jpg

 これは「チョーイル」と読み、朝日という意味だそうです。


d0059745_18502635.jpg

 これは「カンソン」と読み、光成という意味だそうです。


 私はハングルが苦手で、全く読めません。
 これは韓国からの留学生に読んでもらいました。でも、わたしが書いておいた文字?は、天地が逆さまで、笑われてしまいました。
 漢字の北を逆さまにして、ダブルFと呼ぶ、アメリカのビーチコーマーを笑えません。
 私の識字能力は、そんなもんです。

追記:いやはやなんとも・・・すでに修正しましたが、ハングルの読みに間違いがあり、それを優しく指摘して下さったのは、知多半島でお世話になっている「ちほ」さんです。もう頭があがりません。ありがとうございました。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-29 18:52 | 浮き玉マーク

いろんな形

 浮き玉の基本は球です。

 小さなものはゴルフボール、大きなものでは、直径が45cmほどもあるやつがありますが、こんなに大きなものは、一体何漁に使ったものでしょうか?

d0059745_1645814.jpg


 昔々、山本直純さんがコマーシャルに出ていた中で「大きいことはイイことだ〜♪」って言うのがありましたが、大きな浮き玉はコレクションには大変。せいぜい直径20cmくらいまでが、いいですね。大玉は一つあれば十分。

 それにひきかえ、小玉はうれしい。わたしが好きなのは直径が5cmくらいの小玉です。



 他の形にはシリンダーまたはローリングピンと呼ばれるものがあります。
d0059745_1615434.jpg


 これらの浮き玉は、びん玉とも呼ばれることがあります。たしかに一見、牛乳瓶のようにも見えます。
 この浮き玉は、十数センチの大きさですが、中には枕玉と呼ばれる長さが30cm以上のものもあります。


 もっともっと違った形もあります。ベル型、洋なし型、俵型などがあります。

d0059745_18182342.jpg


 これは俵型で、アメリカではソーセージタイプと呼ばれるものです。北海道や青森、沖縄などで漂着例がありますが、残念ながら私は拾っていません。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-29 16:27 | 浮き玉の種類

Double F

 浮き玉のマークと言えば、まずこれでしょう。
 FF、ダブルFとも呼ばれています。
 これは青森の北洋ガラスが、生産していた浮き玉に付けたマークです。

d0059745_13545022.jpg


 これを見つけたアメリカ人たちは、自分たちが使っているアルファベットのFの鏡文字と認識して、こう呼び始めました。

 わたしたちは漢字を常用しているので、マークをひっくり返せば、北と読めます。北洋ガラスの頭文字を使った北が正しいのですが、アメリカ人を笑うわけにはいきません。だって、わたしもハングルのマークを韓国からの留学生に尋ねたときに、天地を逆さにして書いていましたからね。

 もちろん、しっかり笑われましたが・・・。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-29 14:01 | 浮き玉マーク

茶色の小玉

 浮き玉のほとんどは、海の色に溶けこんだ、ブルーやグリーンのものです。でも、ときどき赤かったり、紫だったりと驚くようなものがあります。こうしたレアカラーの浮き玉は、アメリカのオークションサイトなどで、驚くほどの高値で取り引きされています。

d0059745_13244160.jpg


 このアンバー(琥珀色)の浮き玉は、越前海岸で拾った物で、希にこうした色にめぐりあえます。
 
 この浮き玉は、拾ったときにネットにくるまれていました。きれいなネットならそのままにしておきますが、フジツボやエボシガイが付着していたので、臭いし、汚れているし・・・といった状態でした。そこで浜でネットを切り外して、玉だけ持ち帰りました。

 玉を洗ってみたら、色が茶色!!やったーと大喜び。そして乾いた浮き玉を見て、またびっくり。打ち上げられてから、飛砂のサンドブラス効果によって、ネットのない部分がツヤ消しになり、花模様に見えるのです。

 偶然が重なって、人の作った浮き玉に、自然が彫刻をしてくれました。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-29 13:34 | 珍しい浮き玉

冬の浜歩き

 冬の北陸は、一日のうちで、何度も天気がかわります。「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われる所以ですね。
 わたしも冬の浜歩きでは、傘を常備しています。雨対策だけではなく、防風・防砂にも使えますからね。ただ、風が強いので、使い方を間違えると、傘の骨がおれてしまい、オシャカになってしまいます。

d0059745_12373120.jpg


 子供も、ビーチコーマーにならないものかと、何度も浜に連れて行きました。でも、大きくなると、部活や習い事が忙しかったりして、もうついてきてくれません。
 一番下の息子は、メノウや浮き玉を探すのが得意だっただけに、残念!!

 この浮き玉が北陸地方に漂着するものの代表です。直径が7cmほどの、韓国製の浮き玉で、緑色が多いですね。
 2004年から2005年にかけての冬は、およそ40個ほどの浮き玉を北陸でひろいました。選り好みしなければ、まだまだビーチコーミングで手に入るものです。それにひきかえ、太平洋側では、たったの1個なんです。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-29 12:48 | 浮き玉エッセイ

こんな出会いも!

 浮き玉を求めて、各地の浜に行きました。
 わたしが住んでいる愛知の近くでは、北陸の海が浮き玉に出会える可能性が最も高い事がわかりました。
 福井の越前海岸、石川の内灘砂丘、そして富山へと、何度も何度も足を運びました。
 北陸の海岸で浮き玉が拾えるのは、ほとんどが冬場です。もちろん他の季節でもありますが、拾った浮き玉の90パーセント以上は冬場です。

 北陸の海岸に漂着する浮き玉のほとんどは韓国製のものです。ハングルの陽刻があれば、すぐに分かりますが、数を見ていると、陽刻が無くても、識別は難しくありません。漂着する浮き玉のほとんどは、手のひらに乗るくらいの小さなもので、大玉の漂着はまず無いと思っていました。

 ところが、数年前の冬の雪の日のこと、こんな出会いがありました。

d0059745_12581714.jpg


 この浮き玉は、ダブルFで有名な北洋ガラスの製品です。
 青森にある北洋ガラスは、今では浮き玉を作っていませんが、以前はここの主力商品でした。その製作の様子は、ウッドさんの本に詳しく載っています。
[PR]
by beachcombers | 2005-05-28 23:36 | 浮き玉エッセイ

Dedicate to Mr:Amos L Wood

 わたしと浮き玉との出会いは、この本から始まりました。

 1967年にオレゴン州のBinford &Mort社より出版されたAmos Wood著、「Beachcombing for Japanese Glass Floats」です。

d0059745_084244.jpg



 1970年代に創刊された雑誌「ポパイ」はアメリカからの情報をいち早く紹介していました。そんな中、片岡義男さんが「ビーチコウミング・フォ・ジャパニーズ・グラス・フロウツ。なんのことだか、わかりますか」というタイトルでこの本を紹介していました。(片岡義男さんの紹介文は「5Bの鉛筆で書いた」や「僕が書いたあの島」で読むことができます。

 これに興味を持ち、名古屋の丸善に注文して手に入れたのが左にあるものです。本を入手し、知多の浜辺に友人たちと出かけましたが、海水浴場にガラスの浮き玉が転がっているはずもなく、何も拾えずに帰ってきました。そして本は棚の奥深くに追いやられ、何度も引っ越しをくり返すうちに、段ボールの中に隠れてしまいました。

 そして、1999年春のこと、石井忠先生の新編漂着物事典との出会いがありました。これが契機となって、私のビーチコーミングが再燃し、段ボールの中からこの本を発掘したのでした。

 こんなに楽しい浮き玉の世界を教えてくれたウッドさんと、それを紹介してくれた片岡義男さんには、感謝しています。

 左は1967年の初版、右は1985年の4版です。中身も違いますが、表紙写真も右下のものが違いますね。
 
[PR]
by beachcombers | 2005-05-28 00:32 | 浮き玉本