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日本や外国の浮き玉をさぐります。タイトルのBeachcombing for Japanese Glass Floatsは、ウッドさんの著書名から拝借しました。
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与那国島の浮き玉

 日本の最西端に位置するのは、ご存知、与那国島です。この島は緯度がほとんど台湾と同じ。そんな島に住んでみえるユキさんから送られた浮き玉の写真を紹介します。

 どれも珍品ぞろいです。わたしもユキさんに見せてもらうまでは、知らなかったモノもあります。



TORPEDO
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 アメリカでは、torpedo(魚雷)と呼ばれているもので、両端の先端が尖ったように見えるので、こんな名前がつけられたのでしょう。外周から先端にかけてのアールが続き、きれいな形をしています。そのためシールボタンも同様に尖った感じになっています。
 シリンダー/ローリングピンに分類されるこの浮きですが、外周にアールのあることから、東北型に分類されます。


MINI JUMBO
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 アメリカでは、ミニ・ジャンボ・ローラーと呼ばれています。名前の由来は、枕ほどもあり、「枕玉」とも呼ばれるジャンボ・ローラーを小型にしたものだからです。
 形態は、ほぼシリンダー状をしています。これもシリンダー/ローリングピンに分類され、外周が直線であることから、北海道型に分類されます。




BELL
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 主にアメリカで発行されている浮き玉の文献、インターネットの浮き玉サイトの多くをチェックしていますが、このベル型は載っていません。
 これはユキさんの友人が西表島で拾われたものですが、ユキさんも過去に1個だけこのベル型を拾われたことがあるようです。ただ、その浮きは、段ボール箱の中にしまいこまれ、冬眠中とのことです。

 ここに掲載した3点の浮き玉写真は、ユキさんに提供していただきました。いつもどうもありがとう〜♡
 
 最後になりましたが、ユキさんは「ユキさんち」と言うカレー屋さんをやってみえる、とってもかわいい女性です。
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# by beachcombers | 2005-06-02 21:11 | 浮き玉の種類

琴引き浜の浮き玉展示・その2

 丹後半島の琴引き浜は、鳴き砂で有名で、タバコの灰が混じると砂が鳴かなくなるために禁煙ビーチとしても有名です。
 
 琴引き浜にほど近い国道沿いに、鳴き砂文化館があります。ここでは鳴き砂の仕組みをはじめ、全国の鳴き砂展示もあります。でも、ここの特色の一つに、漂着物の常時展示があります。水族館などで、漂着物がイベントとして取り上げられることはあっても、常時展示は難しく、これはひとえに琴引き浜で漂着物調査を続けてきた、東山高校の地学部の皆さん、地元で鳴き砂保護を続けてきた皆さんのおかげでしょう。

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 さて、ここでもガラスの浮き玉がいくつか展示されていますが、特筆すべきは、この浮き玉の破片展示でしょう。
 きれいな浮き玉はともかく、破片はゴミとして見られやすいのですが、下からの透過照明で、浮き玉片の美しさを引き出しています。

 ここに展示されているのは、浮き玉の破片で、ほとんどがシールボタン部分です。この部分が一番分厚くて、割れた後も残りやすく、浜の砂利に磨かれても、浮き玉の特徴が残りやすいものです。

 琴引き浜では、浮き玉の破片が多く、その理由はきれいな砂浜が続く中で、太鼓浜のような岩場が点在しているためでしょう。砂浜に漂着すれば、そのまま打ち上げられますが、岩場の場合、砕け散る事も多いのです。
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# by beachcombers | 2005-06-02 18:20 | 浮き玉の展示

琴引き浜の浮き玉展示

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 京都の丹後半島にある琴引き浜では、東山高校の地学部の生徒さんたちが、安松先生の指導のもと、漂着物調査を行っています。
 彼らは毎回、漂着物学会総会では発表をしてくれています。

 琴引き浜の漂着物の展示は、鳴き砂文化館で、行われていますが、初夏の「はだしのコンサート」といったイベントがあるときは、太鼓浜を上がった所にある掛津区の「琴引浜研修センター」で、特別な展示を見ることができます。

 さて、ここでは東山高校の皆さんが集められた浮き玉が、分かりやすく展示してあります。越前海岸と同様に、韓国の浮き玉漂着が多いのです。こうした展示の傾向を見ると、近年の漂着状況が分かってきます。

 例えば、色でみても、緑は普通で、透明は少ない、アンバー系は希・・・と越前海岸と一緒なのです。

 左下には、真っ黒な浮き玉がありますが、これも近年日本海側に漂着例を見るもので、太陽を透かしても見えないほど黒いものです。

 その奥にある大玉も真っ黒に見えますが、これは北洋ガラスの製品で緑色です。

 壁にかけてあるシリンダーは、これ一つしか漂着例がないようです。
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# by beachcombers | 2005-06-01 18:06 | 浮き玉の展示

チャポチャポ

 波打ち際で拾い上げた浮き玉が、ちょっと重かった。
 見たら、水が半分ほども入っていました。
 漁の種類で海中深く沈み込む浮き玉は、高圧のためにシールボタンのクラックなどから中に水が入ることがあります。
 でも、これだけ多くの水が入ったのは珍しいと思います。

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 写真の浮き玉は、越前海岸の吹きだまりで拾いました。
 その証拠に、白くポツポツついているのは、漂着した発泡スチレン片です。
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# by beachcombers | 2005-05-30 21:35 | 珍しい浮き玉

CCCP

 C.C.C.Pとは、旧ソ連邦の名前です。英語だとU.S.S.Rですね。
 この浮き玉は、底の部分に、この陽刻が入っています。
 日本では、極めて稀な物で、青森県の下北半島に住む、浮き玉コレクターのKさんでさえ、漁師さんから譲ってもらったそうです。

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 この浮きは、ソ連製ではありません。戦時中の複雑な状況の中でつくり出されたものです。
 これを製造したのは、アメリカ西海岸、ワシントン州シアトルにあるノースウエストグラスカンパニーでした。この浮き玉は手吹きでなく、オートメーションの機械で作られました。
 ウッドさんのBeachcombing for Japanese Glass Floatsによれば、ウラジオストックにあったクラボレストというカニ漁業会社のために作られたものだそうです。
 1943年、大二次大戦中の、連合国間の軍事物資貸与法に従って約690000個作られ、シアトル港からロシアの貨物船に積み込まれました。なおこの浮き玉のアメリカへの漂着記録は、1958年にワシントン州のロングビーチで初めて確認されたそうです。
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# by beachcombers | 2005-05-30 20:01 | 浮き玉マーク